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2003年1月正月句会

兼題「正月の季語(なら何でもOK)」、選者・夏井いつきさん
選ばれた作品
福袋 買うやうな 恋愛だつた
新年SPから早速選んで戴いて本当にありがとうございます^^ 20作も送りゃ厭でも1つは撰ぶって?(笑)
色々な自信作が幾つかある中、敢えてコレが選ばれてしまいました(笑)。
なお僕自身は恋愛未経験だったりしつつ。(爆)
てか紹介される時にらくさんが大笑いなのは何故?(笑)
「らく天」(最優秀作)に撰ばれたくれはさんも17歳らしいです。負けてらんないですな(笑)。
ボツ作品
初詣 末吉である 未年
…結構アリかなぁという感じでした。
猫くさみ 三日になつて 訪問す
…そう言えばくれはさんも「くしゃみ」(=「くさみ」)使ってたなぁ(笑)。
羽子板市 羽根衝くやうな 売りの声
…「羽子板市」という季語を見た瞬間、こういう威勢の良さを感じました。
初夢が 勿体無くて 寝正月
…いい意味で面白い感じに仕上がった積もりです。
初笑い 勝ち負けよりも 雪見酒
…あ、勿論まだお酒は飲んだ事ないですよ?(笑)
楽しさは 独りならざる 独楽(こま)の糸
…「こま」ってこういう字を書くんだけども、みたいな。
福笑ひ 恋人たちの 笑ひ声
…暇夢鶴さんに恋モノが似合うよと言われてからこんなのも多めです。そう言えば採用句も。
十七時 山隠れする 初日かな
…初日って昇る方が注目されがちですが、と。ちなみにこの元は伯方島からの帰り道で見た沈む夕陽の美しさだったり。
嫁が君 針の穴すら 這い出でる
…これより前の同番組で夏井さんが言ってた「嫁が君」(ネズミの意味)という季語を取り込んでみました。
書き初めで 「謹賀」の文字を間違える
…フとした風景ですけどね。
十七歳 成人の日を 通り過ぐ
…今ならではという感じですね。「成人の日」も新年の季語なのですよ。
お年玉 いつもの道を 小走りす
…「お年玉」で詠んでみようとしたら結構よくない作品が出来てしまって(笑)。
雑煮食べ 鏡餅になる 寝正月
…これも面白味ある感じかなと。
朝袴(あさばかま) ただ温かな 破魔矢かな
…言葉遊びを含むシリーズその1。全部「あ」の響きなのです。
今次第 橙(だいだい)買いが 居相町(いあいまち)
…その2。今度は「い」と「あ」が交互に。「居相町」は松山の地名です。
初日の出 再来週まで 水の色
…これは自分でも驚く程幾つも解釈あるかなと思います。
七草で 思い知らさるる 三学期
…実際七草食べた翌日から学校始まるんですよねぇ…うみゅ。
君にだけ うれしい色の 年賀状
…自信作その1。かなーりいい感じに出来たと自負してます。
泣き初めは あなたの背中越しがいい
…自信作その2。恋モノですね。「泣き初め」が季語です。
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