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2003年3月

お題「蝶」、選者・小西昭夫さん
選ばれた作品
ナシ(涙)
まぁ今回は割と自信なくて「質より量」的な感じになっちゃったんですけどね。
ちなみに過去最高の21作を送りました(笑)。一応番組最終回ということで。
ボツ作品
霜の指 蝶々結びの 紐を引く
…今回個人的に一番好きな句。「蝶々結び」って言葉を思いつけただけで満足でした(笑)。
籠の中 佇む蝶の 逃げなさよ
…一番最後に出来た句ですね。「逃げなさ」という言葉がぐっときました。
君とゆく うき世に蝶も 舞いにけり
…「ゆく」「うき世」は様々に解釈して戴いて結構ですよん。
はるゐちばん たくましげなる あげはてふ
…前の兼題だった「春一番」をあえて絡ましてみました(笑)。
花に蝶 ラフォーレ前に 群らがれり
…ラフォーレは松山にある「ラフォーレ原宿 松山」のことです。
蜘蛛の様なキミ 蝶の様なワタシ
…深読みできそうな一句。
非通知に 雲隠れした 蝶のヒト
…この辺は人を蝶に譬えたのが続きますね。
アナタに逢いたくて 蝶になりました。
…最後の「。」が良い感じを醸してる気がします。
さり気なく 会社を出たら 蝶になる
…男性か女性かで全く違う解釈になりそうですね(笑)。
カゴカラヌケダシテ テフニナルヲンナ
…カタカナなのが妖艶さを増してます。
テストも何もない 蝶になりたいな
…いいな、と思った次の瞬間に「ゲゲゲの鬼太郎」が思い浮かんでちょっと鬱。(爆)
汐の香の 葬列に舞う 揚羽蝶
…「葬列」は椎名林檎サンのアルバムを聴いてパクりました(爆)。
蝶の翅(はね) 重たくもたぐ 春分の日
…「蝶の翅」が「重たい」というギャップ。
内子町 君と捜そう 蒼い蝶
…「内子町」は愛媛の地名。語尾で韻踏みしてます。
蝶のふる 鱗粉(こな)に酔わされ ひとくさめ
…鱗粉をふるのは蛾じゃないのか?とか言わないように。(爆)
てふならば 海でも越へて 往けやうぞ
…「てふ」は「ちょう」ですよ。これもイメージを覆した感じ。
テフテフハ 貴方ニ捧グ 贈答品(プレゼント)
…これも「テフテフ」は「チョウチョウ」ですよ。
蝶を呼ぶ 鈴の音きらり 夜明け前
…鈴で蝶を呼んだり、鈴の音が「きらり」だったりと面白味あるかなと。
天気雨 冬の蝶々が 舞い上がる
…丁度この頃天気雨が降ってたんですよ。
蝶にキス 賽(さい)は高々 投げられた
…僕が「蝶」と聞いて真っ先に思いついたのが米倉千尋サンの「Butterfly Kiss」という歌でした。てことでそれをちょっと拝借した句です^^;
紋白蝶 坊ちゃん列車を 追い抜けり
…これも自信あり気。蝶のようにゆっくりしたものが追い抜くというギャップ。
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