｢夏井いつきの一句一遊｣2003年篇

・白菜を食べられるやうになりました(12月18日(木) 兼題｢白菜｣)
・少年や毛布程度のこゝろざし(12月10日(水) 兼題｢毛布｣)
・狼の耳した少年探偵団(11月28日(金) 兼題｢狼｣初の｢天｣受賞作♪)
・深い霧とけるみたいな恋をした(11月4日(火) 兼題｢霧｣)
・鉦叩電車は燐寸箱のやう(10月22日(水) 兼題｢鉦叩(かねたたき)｣)
・我が恋は始めも終りも花野にて(10月14日(火) 兼題｢花野(はなの)｣)
・椋鳥の下手くそな歌聴いてゐる(10月1日(水) 兼題｢椋鳥(むくどり)｣)
・台風の口笛あみん口ずさむ(9月10日(水) 兼題｢台風｣)
・柘榴割るやうに告白しておりぬ(8月27日(水) 兼題｢柘榴(ざくろ)｣)
・学芸会柘榴は柘榴ぼくはぼく(8月27日(水) 兼題｢柘榴｣)
・夏休み自由に潰されさうになる(8月13日(水) 兼題｢夏休み｣)

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