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はじまってもいない恋


大股を開けば すぐにでも
越えてしまえそうな この距離は
ホントは何処よりも 遠くって
私なんかになぞ 越えられる筈もなく

好きで好きで どうしようもなくて
でも此処から見るしか 出来なくて
惜やしいけど もうこれでお終まい
…とは言っても 引く幕も無いけど

そうね きっと この恋は
はじまってもいない恋
あなたはまだ きっとこの恋に
気付きもしてないね
だから 終われる恋

毎晩見る夢は あなたとで
とても幸せそうな顔 してた
目を開けた瞬間 嘘になる
脆くて儚くてつらすぎる イラナイヨ

その瞳の色が好きなのに
見つめられる度 そらしてしまう
今わかった 私にはあなたは
釣り合わない 最初から無理だった

一人だけで息吹かせる
恋はなんて 痛すぎる
誰も知らない ひそやかな恋は
ひそやかに消えてくの

誰かを愛せたら 幸せになれると思ってた
だけどそれだけじゃ 要素は足りなくて
愛されてなくちゃ 意味なんてない uh-…

そうよ きっと この恋は
はじまってもいない恋
ふりだしから 振らないサイコロは
もう鎖びて 動かない

だから きっと この恋は
恋にすらならない恋
あなたはもう ずっとこの恋を
知ることは無いでしょう

そして 消えゆく 恋
もどる

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