紅茶色のクサリ

指先のほつれた手袋なんかでも
捨てられずタンスの奥に突っ込んでる

そんな優柔不断で情けない＆カッコ悪い
そういうボクだからキミに嫌われたんだ

今でも自販機の前で
長く居座るボクが居るよ

つめたいもあったかいもコーヒーもオレンジジュースも
カンタンに選べなくて
最後にはキミの好きだった砂糖抜きで氷抜きの
紅茶に指が向かってる

キミのくれた靴やクマのぬいぐるみも
捨てられないことはもしかして弱さかなぁ

電車に乗るとキミん家の
最寄りの駅で意識が止まる

マドンナもブリトニーも CLAMPも矢沢あいも
ボクが後に好きになった
結局はキミを好きだったボクが居たことは事実で
なんにも変わっちゃいないんだ

つめたいもあったかいもコーヒーもオレンジジュースも
カンタンに選べないけど
最後にはキミの好きだった砂糖抜きで氷抜きの
紅茶を避けはじめてる

そのうちに綺麗好きで掃除の得意な彼女でも
出来たなら変わるのかな
…なんてただ他愛もないことばっか考えてるうちは
鎖はまだほどけないよね