inserted by FC2 system

まぁるいまぁるい月のふたり


クラブの帰り道 ヒールが折れちゃって
あなたが抱っこしてくれた
広めのその背中 淡い汗のにおい
星空 とてもキレイだった

仲間(みんな)には内緒のふたり
いつまでこうしていられるかな
遠くから聞こえる花火
まだ 離れたくない

虫の音が変わって 夏の終わりを告げる
まぁるい月の下で
少し痛む膝元 胸でひびくリズムが
ふたりをあったかくする

あなたのプレゼント シルバーネックレス
さり気に 首元を飾る
あなたが好きだって 言ってたワンピース
今日はね敢えて 避けてみたの

終電の一つ前ので
帰ろうと思っていたけれど
何となく 遅らせてみた
も少しそばに居て

冷えるからとあなたが買ってくれたコーヒー
とっても うれしくって
哀しくなんてないのに 涙が溢れてくる
不思議ね ネオンが搖れる

虫の音が変わって 夏の終わりを告げる
まぁるい月の下で
約束はしないけど 明日もこんなふうに
ふたりで帰ろうね

まぁるい月の涙で...
もどる

inserted by FC2 system