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あいのうた

アンプテンプチュ

皆様、「あいのうた」はお楽しみいただけましたか?まずは拙作をお読みになっていただいた皆様に感謝です。どうもありがとうございます♪
さて…今回の作品、ある意味で一番深駆の妄想癖の賜物かも(苦笑)。深駆は微小妄想癖のある男の子なので(苦笑)けっこう色んなところから、勝手に妄想が始まっちゃうの。現実的には被害妄想が一番多いけど(苦笑)。こんな事が起きたら、深駆はどう妄想するかな〜、って考えて書きました。美寛ちゃんの勘違いっぷりが見もの(笑)?
というわけでこの作品、推理する要素が一切ありません。推理小説のキャラクターの系譜を継いでいるのに一切推理部分が無い小説は、実は深駆にとって初めてなの。…え、いつもの小説でもあまり推理する要素が無いじゃないかって?…否定できない(苦笑)。それから今回ゲームネタ、推理小説ネタは無いので、その手の解説はありません。
ホントはこの作品、「練無オチ」させる気だったの。え〜、森博嗣のVシリーズに「小鳥遊 練無」(あ、普通の人は読めませんよね。「たかなし ねりな」君です)という男の子が登場します。といっても大学生だけど。実は彼には女装癖があるの。でも、デフォルトが女の子っぽいので、普通に女に見えかねないわけで…。そう、つまり、最初は疾風とデート?するのは、雅お姉ちゃんじゃなくって「女装した男の子」だったの。具体的には誠クンという、疾風の従兄弟を考えていましたが…。美寛が誠を「真琴」と間違えて更に混乱する予定だったけど…なぜボツになったか、分かりますよね?そう、つい最近「吟遊詞人」の某小説に…。(編者注:この小説がUpされる1ヶ月ほど前、冴戒椎也の小説シリーズ「Keyz」において同様のトリックが盛り込まれた話がUpされたのです。まぁこの小説と同じ日に同シリーズで誕生日ネタがUpされてしまっているわけですが/苦笑)
それ以外のことで言うと、同時期に美寛と疾風は、なんだか大変な事件に巻き込まれているようです。具体的には7月28日土曜日と翌29日日曜日ですね。隆臣(美寛の父で警察官)も「例の件」ですごく忙しいようですが、これも美寛と疾風が巻き込まれたものと同じ事件です。7月29日の朝、美寛と疾風は一体どんな会話をしているのやら?このあたりで起きた事件については、現在鋭意執筆中です。ただ、お見せできるのはまだ先の話になると思いますけど。1度だけ名前が出てくる「夜屋美留奈」ちゃんって誰?と思われた方へ、彼女も現在執筆中の小説の登場人物です。あと、詩織ちゃんは拙作「かぜのうた」の第14章にチョイ役で出てきた女の子です。彼女はその小説には残念ながら登場しませんが。
喫茶店の名前は宝石から。フローライトは蛍石ともいう緑色の宝石。アレクサンドライトは金緑石ともいう、光のあたり具合によって色が変わる宝石ですね。エデルスタインとはドイツ語で宝石のことです。
あ、着信音の「あいのうた」は、深駆の中ではMy Little Loverの「あいのうた〜Swallowtail Butterfly〜」なの。他の人が歌っていた曲のような気もするけど…。深駆としては、けっしてピク○ンではないです(笑)。もう少し歌の話をすると、「ラプソディ」の最後に出てくるあのシーン(美寛が疾風と楽しそうに笑っている夢を見るシーン)、SPEEDのアルバム「BRIDGE」から、「君とまた逢える日を」の歌詞をイメージしているの。具体的には「♪何もなかったように 夢の中で二人 笑ってKISSしてた …今日を知らずに…」っていう歌詞。それからCDショップのBGMは、同じくSPEEDの「Starting Over」です。シングル曲ではないですけど、ライブでは絶対歌われる名曲だから、ご存知ですよね?「愛の歌」という言葉が歌詞に入っていたので使いました(笑)。
「ワルツ」に出てくるメイド服からの美寛ちゃんの妄想は…やりすぎだなぁ。深駆の頭の中に浮かんだイメージを、これでも半分くらいにはカットしたつもり。うわあ、深駆ってどこまで…(苦笑)。あ、深駆はメイド喫茶に入ったことはないですからね。これは一応、明言しておきます…。テレビのイメージの受け売り。
それから最後の方で疾風が言う「時計塔」の話、知らないという方は拙作「かぜのうた」の第15章をご覧下さい。いや、ただのラブコメシーンだから見なくてもいいけど(苦笑)。ここも深駆の妄想の実体化?…そういえば、深駆は便宜的に「ラブコメ」って言うけど、実は深駆の中ではこういうシーンは全然「ラブコメ」じゃないの。深駆の妄想癖の中では、これはむしろ、「当然の流れ」だから…(笑)。実は初めて冴戒さんにそう形容された時、深駆自身はすごく新鮮に感じたのを覚えています。「日曜日のあれ」というのは、まだ気にしないで下さいね。
あ、それから美寛の誕生日が8月2日だって話は、プレリュードの冒頭に書いてあるとおりです。拙作「ほしのうた」の二番星にも書きはしたんですけどね。…実は書き終わってからしばらく、日付が1日ずれていることに気付かなかったの(苦笑)。最後のシーンで既に8月2日なのに、美寛が「明日は…私の誕生日だ」とか言ってた(爆)。まったく、何に影響されたんだか。いや、深駆は原因分かってるけど…。
各章のタイトルは全て「○○曲」ですね。「プレリュード」は前奏曲、「アンプテンプチュ」は即興曲のように。あまり深い意味はありません(笑)。
でも、やっぱり美寛ちゃん大暴走のシーンが…(苦笑)。う〜ん、これを書いてるとき、結構複雑な気分だったんだよね(苦笑)。ある意味で爽快感もあるけど、ちょっぴり滑稽でもあり悲壮でもあり…。まあ、でもかなり妄想だなぁ…というのが深駆の正直な感想。これ、ここで披露してよかったのでしょうか(笑)?ま、そんな考え方、流れ方も深駆の一部という事で。
こんなところにしておきましょう。2作「遊び」というか、推理色の薄い作品が続いているので、次くらいは濃いのを書きたいです。…と言いたいところだけど、実はもう1作「遊び」ネタがあるの(苦笑)。深駆の中では「例の件」が重過ぎて、それと並行して重いのは書けないので…。だから、次も軽い感じの作品になるでしょう。
さて…それでは最後に皆様、今までとは少し違った「シンクの夢」、お楽しみいただけましたか?今宵も皆様が、月と星に見守られた、素敵な一夜を過ごせますように…。


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