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つきのうた

カーテンコール

第2作「つきのうた」を読んでくださった皆様に、まずはただただ感謝です。どうもありがとうございました。
今回もここでは大まかな話。一応、このお話の主題は「ミッシングリンク」なのです。ホントか?と思われる方も多いと思いますがそうなのです。前回と違って、1作品に何個も謎を取り入れるという、二階堂黎人的な作品にしてみました。が、見事に失敗した感じがします(苦笑)。ペコペコ…。
最初に思いついたのは、1番目の事件です。たまにはこんな、あっけない終わり方をしてもいいじゃないか、という事で前座に持ってきました。前座なら許してくれますよね?次が3番目の事件で、その次がミッシングリンク。リンクは最初別のものにしていましたが、「これ、某マンガで同じネタがあったよな…」という事で今のものに変えました。すると某作品のミッシングリンクが、上記の某マンガとほぼ同じ。いやぁ、変えてよかった…と思っております(苦笑)。
一番悩んだのは2番目。最初は「金田一少年の事件簿」の「学園七不思議殺人事件」のようなトリックを考えていたのですが、全くトリックに応用がかけれず。「黒い鏡」を登場させたいとこの時点で思ってましたから…。そこで「2つの死体を鏡に向き合うように並べる」ことを思いつき、そこから「死体増加」を思いついたのです。これ、実行できるかはともかく(結構体力いりそう…苦笑)本人は結構お気に入り。
見立てはかなり失敗してますね(苦笑)。最初にインスピレーションを得たのは、冒頭のコープスのハントカタログなのです。これを見て「ああ、これを見立てに事件を起こせないかなぁ?」と思ったのが、こんなに早く第2作を書き上げることになった最初の契機です。だから最初の段階では凶器消失の連続絞殺事件だったの。
今回はとにかく伏線を張るのに懸命でした。でも、その伏線は事件とは関係ない部分でしか成功していない気も…。具体的には「幕間」ですが(笑)。今回の幕間は、前回の第15章と同様、かなりお気に入り。今時、ドラマでさえあんなことはしないと思うけど…(苦笑)。深駆の恋愛に対する考えが遥ちゃん並にクラシックなんでしょう。
深駆は風や月が好きなの。2007年度の自己紹介文にも書いていますけど。そういうのもあって、今回も月に関する記述が各章に入っています。ただそういう細々したことは、今回で終わりです。現に第3作(同時公開)の「ほしのうた」では、そんなことはしていませんし…。あ、ちなみにこちらは「つきのうた」よりももっとソフトな作品になっています。これよりも気楽に気軽に読めると思いますので、もしお時間があれば、お読みいただけると嬉しいです。
とにかく、こんな長文駄文を読んでいただいた皆様に、本当に感謝です。皆様、「シンクの夢」に浸っていただけたでしょうか?本当に、どうもありがとうございました。


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